大自然に憧れて

2012年10月20日

夏ごろ、滝仲間のタカコロさんと『10月半ばに例年紅葉の見頃を迎える山形の滑川大滝に行こう』と
約束していたのですが、滑川大滝に向かう林道の工事の関係で
この10月から来年の5月位まで一般車は通行不能となってしまったため断念。

でも、折角なので久々に一緒に訪瀑しようということになり、
ネットと電話を駆使し紅葉具合と天気予報を確認し、
前日に新潟の妙高にある惣滝に行こうと決定


当日、家人が車を使用するため、私はバイク。。。
ネックウォーマーをし、ダウンを着込み、機材を積んだヘビーなザックを背負い
3時10分にタカコロさんの住む川越に向けて出発。
寒さに震えながらタカコロさんと合流。
思えば今年初めてのソロ以外での山行だな。

4時に出発です。

7時30分、妙高の燕温泉の無料駐車場に到着。
駐車場はほぼ満車。


今日の車はタカコロさんのsmart。
ガタイのでかいおっさん2人で乗るにはプリティ過ぎますが
燃費がよく、軽にしてはパワーがあるので日帰りの訪瀑には最適です。



さっさと準備をし出発。
温泉街を抜け登山口に到着。
登山道は二手に分かれていて、右は惣滝方面で最初は平坦。
左は惣滝が遠望できる場所がある登山道で最初から上り。
それにしても抜けるような青空と紅葉で高揚し、気力が充実。
これも紅葉の効用か。



ダジャレはさておき、
まずは、紅葉具合の確認を確認する意味もこめて左の登山道で惣滝の遠望ポイントを目指します。
最盛期とは言えませんが、充分見頃の紅葉で嬉しくなります



ひとしきり撮影し、登山口に戻ります。
今度は右の登山道へ。まずは平坦路。



視界が開けると対岸に水量は少ないながら、紅葉に彩られたそうめん滝が登場。



そうめん滝を過ぎると大きな吊橋が出てきます。
吊橋のあたりには数は少ないながら様々な人がいます。
妙高登山者、風景撮影の人、さらには革ジャン姿の温泉巡りの人。
実に面白い。人の嗜好は様々、蓼食う虫も好き好き。
かく言う私も滝と紅葉の撮影だけが目的だし。


吊橋を渡ると登山道は一変して上りに転じます。上の写真の右側の木の無いところを登ります。
登りきると、惣滝と妙高山方面の分岐に到着。


分岐から登山道を見下ろします。写真の右下の部分を登ってきました。


さて、分岐を右の惣滝方面へ向かうと紅葉がきれいで幸せな気分になります。


このあたりから惣滝まで、いたるところから温泉が流れています。
自然って凄いなぁ。



しかし、ココから先は急に登山道は危険になります。
細く右側はキレ落ちているので怖い。
振り返って撮影したらますます怖くなりました・・・



しか～し、惣滝が見え始めると一気にテンションアップ
恐怖感なんかあっさり忘れてサクサク進んでしまいました。



鎖のついた大きな岩（ただの段差だったかな？）を降りると沢に降り立ち、登山道はここまで。
するともう惣滝はよく見えます。
でも頭上はいつ大落石があっても不思議ではない崖なので注意が必要です。


惣滝上部の紅葉はもうピークといってもいいレベルでさらにテンションアップ


ここからでは滝壺は見えないので、さらに前進。
既に登山道ではなく、崩落した大きな岩もある川原を慎重に進み滝前にでました。


滝壺にはきれいな虹もかかり、思わず『うぉぉっ～』と叫んでしまいました。


惣滝を見上げて撮影。


飛沫が凄くレンズを拭き拭き撮影します。


さらに前進して真下から撮影



落ち口をズームアップ！



名残惜しいのですが、飛沫でずぶ濡れになり寒いので30分ほどの滞在で下山しました。
詳しい記録は取り忘れたのですが、登山口から登山道が終わるところまで20分くらいかと思います。


次はどこにいくかノープランの私たち。
富山の称名滝、新潟北部の鈴ヶ滝、草津の常布の滝が候補に上がったのですが
称名滝は帰りが大変、鈴ヶ滝は遠い上に今日の惣滝を超える感動は得られないとの判断でパス。
常布の滝に決まりかけたのですが、渋滞する草津市街を通らなければならないのがイヤでパス。

他にも検討してみたものの、今日の惣滝を越える滝はそうそうないとの判断で
帰りがてらタカコロさんが地理感のある軽井沢のお気軽な滝を見ることに決定。

途中、松代のSAで休憩。


朝から食べたいと思っていた『かき揚げソバ』をオーダーし、
暖かく風も無いので外で食べることに。



適度に腹を満たし、軽井沢に。
まずはタカコロさんの知人が経営する旧軽井沢のクレープ屋さんに寄り道。


挨拶をして、甘いものが苦手な私はチーズ＆トマト（380円）をオーダー。

とっても美味しかったです


さて、満腹になったところで訪瀑再開。
まずは竜返しの滝。ここはタカコロさんも未訪問。
聞いたところでは遊歩道で10分くらいとのこと。
念のため登山靴に履き替えようとするとタカコロさんが
『サンダルで大丈夫だろ、多分。。。』と確信のないことを主張されたので
仕方なくサンダルで行くことに・・・
でも、サンダル履きで大きなザックを背負ったので凄く恥ずかしかった（泣）


無事に到着。


段瀑のようですが、上段はチラリとしか見えません。
撮影した場所からは下段しか見えませんでした。


白糸の滝は観光客で溢れていたのでスルー。
次なる目的地は浅間大滝に。
紅葉は始まったところで見頃はまだ先ですが滝自体は美しかった。


対岸からも撮影。


次は浅間大滝のすぐ下流にある魚止の滝。
駐車場からは2・3分の下りです。



最後に千ヶ滝を見ようと、再度サンダルで歩き始めたのですが、
遊歩道が崩落したのか、とてもサンダルでは無理なので撤退。
訪瀑はココまでとし帰路につきました。

おぎのや本店により釜飯をお土産に購入。
1000円に値上がりしてた。

途中、高速で渋滞にあい、途中下車したら今度は川越祭りにはまり遠回り。
でも運転手はタカコロさんだからOK！


なんとかタカコロさんの家に戻りバイクで帰宅。
ただでさえヘビーなザックに無理やり釜飯を詰め込んだので
マジで泣きそうになるほどの重さでグロッキーになりながら
19時40分に自宅に着きました。

タカコロさん楽しい一日を有難うございました。
また行きましょう！


《記録》
走行距離：約560km（内、私が100km運転。スミマセン）
使用ガソリン：約23.5L（＠23.89km/L）
ガソリン代：約3400円
高速代：川越～妙高2150円、妙高～軽井沢1300円、松井田妙義～東松山900円　
合計：7750円（安っ！）