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2012年10月31日

火焔滝part2

2012年10月27日


宮城蔵王~滑津大滝~上杉神社~百田屋の続きです。
一応、最終回の予定。



11時25分
百田屋さんで米沢ラーメンをいただき訪瀑に戻ります。
今後の予定としてはメインの火焔滝(ひのほえのたき)~赤滝・黒滝(西吾妻スカイバレー)を撮影し
会津に抜けて適当なところで車中泊。
翌日は気分次第で達沢不動滝かツムジクラ滝を気軽に撮影してから帰る。
だったのですが、予想だにしないことになってしまうのでした。

西吾妻スカイバレーに続く県道2号線から左に入り、
秘湯大平温泉(おおだいらおんせん)に向かう林道に入ります。
最初は普通の道ですが、ドンドン道は細く険しくなっていきます。
火焔滝part2
離合する場所は限られており、片側がキレ落ちている場所でもガードレールは無し。
土嚢が積まれてるのがせめてもの救いという感じの道。


それでも注意深く運転し、一般車の行ける終点まで進みます。
ちょうど1台分空きがありラッキー。
百田屋さんから32分かかり、11時56分に到着です。
火焔滝part2


さて、ここから大平温泉滝見屋さんまでひたすら急勾配の下り。
宿から火焔滝までは沢登り。足元をどうするか思案しました。
で、結論。登山靴で行こう!
でも心配なので沢靴をザックに入れ、ズボンを着替え12時7分に駐車場を出発。
とにかくひたすら下ります。
出だしの砂利道の部分はまだいいのですが、
舗装路になるあたりから急勾配に。
火焔滝part2
この写真で勾配が伝わりますでしょうか?
2組4人の方とすれ違いましたが、もれなく大汗&無口になっていました。

急坂を下りながら、時折見える紅葉を楽しみます。
火焔滝part2


下ること15分で吊橋に到着。
火焔滝part2
吊橋のすぐ先に滝見屋さんが見えました。紅葉が見事です。
この吊橋5人までなのですが1人でも充分に揺れます。。。


滝見屋さんの前に着くと、おおおおおっ!と叫びたくなるような素晴らしい紅葉と秋空。
火焔滝part2
もう既にテンションMAXです。
でも冷静に冷静に。


火焔滝に行くには滝見屋さんの露天風呂の脇を通らせてもらわなければなりません。
常識として宿に筋を通すべきと、ご主人に挨拶し『通らせて欲しい』旨を伝えると
『声をかけていただき有難うございます。無断で行かれると心配してしまうので助かります』
と逆に恐縮してしまうような丁寧な応対をしていただきました。
火焔滝に行かれる方は必ず滝見屋さんに一声かけてから行って下さいね。


さて露天風呂の脇を通らせていただき、いよいよ入渓。
飛び石もあるので登山靴のままでスタートしましたが、
水に入った方がラクそうだったのですぐに沢靴に履き替えました。
履き替えながら宿を見ると、やはり紅葉がきれい!
火焔滝part2

さて改めて12時35分に出発です。
さすがにこの季節は水の冷たさが凍みます。
火焔滝part2


水の冷たさがイヤで右岸の岸のほうに進んだら、猛烈に歩きにくかったので
冷たくても水線を追いかけたほうがラクだと思います。
さて、もうチラチラ火焔滝が見え始めています。
視界を遮る左岸が憎らしいですが、これを右に曲がれば滝の正面です。
でもその前に正面の崖の上は見事な紅葉。しばし見とれます。
火焔滝part2

12時52分
ついに火焔滝と対面。向き合った瞬間、感動の雄たけびを幾度と無くあげてしまいました!
美しい白い水と黒い岩、ゴツゴツとした岩で演出する複雑な水流。
滝自体が物凄く優雅でありながら無骨。絶妙なフォルムの滝です。
そしてそれを彩る今が盛りの紅葉。もはや言うこと無し。
火焔滝part2

滝上部と紅葉
火焔滝part2

全景
火焔滝part2


アングルを変えて
火焔滝part2


さらにアングルを変えて
火焔滝part2

滝壺は小さかった。
火焔滝part2

時間が中途半端でコントラストが激しくなってしまう場面もあり撮影は苦戦。

13時42分
再訪する時は滝見屋さんに宿泊して日没近くまで撮影することを心に決め下山開始です。
滝見屋さんに着いたのが13時56分でした。

ご主人にお礼を言うと「随分ゆっくりでしたが満足できましたか?」との質問。
私は「ハイ!」と即答しました。
5分ほどご主人と雑談。今日は宿泊客が40人で満室だそうです。


さて14時2分駐車場への登り開始です。。。
キツイですが、歩きやすいので意外とスムースで14時20分に到着。


着替えて14時25分に駐車場を出発。


ここまでは超~幸せな私。
でもここからが酷い。


林道を調子よく下っていると、来るときには無かった岩が狭い林道上に!
避けきれずに左フロントのタイヤをヒット。
パンクは大丈夫かな?と心配しながら下っていると3分後にはガタガタと振動が・・・
最悪・・・パンクです。止められるスペースが中々ないので、しばらく下ってようやく見つけた空き地に駐車。
火焔滝part2
いつクマがでてきてもおかしくないような山中でのタイヤ交換。
こんな痺れるようなタイヤ交換は学生時代、真夜中に多磨霊園で行ったタイヤ交換以来か。


普段サーフの1本30kgもあるタイヤ交換をしている私には簡単すぎるタイヤ交換でしたが
スペアタイヤの空気圧も低すぎて、走り始めてすぐにパンクと同じ症状に。
何のためにタイヤ交換したんだ俺は?


仕方なく時速10kmほどで恐る恐るGSを目指し走っていると
地元の軽自動車乗りの親切なおじさんが、見かねてスペアタイヤを提供してくれました。
が、サイズが合わず断念。するとおじさんは走り去り、しばらくして戻ってくると
「ここから1.2km先に修理工場があるから」と教えてくれました!
おじさん有難う!安心した私は残り1.2kmを走り修理工場へ。

工場の人に見てもらうと、もうホイルがダメなのでここでは修理できないとのこと。
ガ~ン。もう走れる状態ではないので保険屋さんのロードサービスを利用することに。
この段階で15時50分。もう赤滝・黒滝は絶望、でもそれは仕方が無い。


保険屋さんに電話すると40分ほどでこられるとのこと。
そして待つこと40分で来ましたレッカー車が。
火焔滝part2


状況は最悪ですが米沢市内のオート○○クスまで10km程度のレッカー移動のさなか
レッカーのおじさんと色々な話ができたのは良かった~。



16時50分
オート○○クスに到着。レッカーのおじさんにお礼と別れの挨拶をし店内に。
11月に入ると雪が降る米沢は今がタイヤ交換(スタッドレスへの)のピークのようで
混んでいましたが、何とか交換を済ませ
17時55分再出発。



ここで、今日2時間半しか寝ていない私の思考
①米沢のビジネスホテルに泊まり、明日スカイバレー経由で帰る
②付近の道の駅を探し車中泊し、明日スカイバレー経由で帰る
③行けるところまで高速で帰り、眠くなったら寝る
④眠くなるのは時間の問題なので、下道を走り眠くなったら寝る。明日の予定は起きてから考える

この4択でした。タイヤ交換の最中は何時に終わるか分からなかったので
①が最有力だったのですが、意外と早く終わったので④を選択。

国道13号を福島市内へ向け走りました。
すると快走路でスッキリ。眠気もこないので国道4号に入り南下。
ここもバイパスがあり快走。今日から始まった日本シリーズを聞きながら走っていると
いつの間にか時間は21時、場所は白河。
「高速なら今日中に帰れる」と突如、東北道に乗り休み無く走り、
23時15分に自宅に到着しました。
このオート○○クス~自宅間は飲まず食わず休まず。
特に食べたのは百田屋さんが最後だったので終盤はペコペコでした。


あ~疲れた。
総走行距離861.9km。結構走ったなぁ
おかげで火曜日まで疲労が残りましたよ。
でも、本当に素晴らしい紅葉と滝が見られて大満足の遠征でした!



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この記事へのコメント
初めまして♪
昨日、こちらの記事を参考に「火焔滝」へ訪問してきました。
時期も紅葉の見ごろとなっていて最高でした^^
沢靴ではなかったですが、この日のために滑りにくいシューズを用意し、最初から川にズボズボと入っていきました。
とてもデンジャラスな体験でした。
長靴だったら、諦めたかもです^^;
本当にありがとうございましたm(..)m
Posted by bata at 2015年10月17日 03:03
 
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